どのようなアレルゲンに反応し咳が出るかは、検査をしなければわかりません。
咳がある時には咳止めの薬を長く飲んでいれば、いずれは治るのでしょうか。
私はそうは思いません。
長びく咳に、脳へ直接作用する中枢性咳止めを漫然と使用することは、症状が良くならないだけではなく、原因が分からなくなるため、場合によってはやめた方が良いかもしれません。
(麻薬の「リン酸コデイン」、 非麻薬の「アストミン」、「メジコン」、「アスベリン」など)
咳が出る病気として、気管支喘息がありますが、この疾患もアレルギーが原因です。
さらに咳の原因にアレルギーが関与する場合は、アレルギーを抑える治療をする、細菌性のものには抗生物質を使う…など、各疾病に応じた治療を行います。
さらに必要に応じて、漢方薬、吸入薬、点鼻薬、貼付薬を使用することになると思います。
のどへ入ればのどのイガイガ、異物感、乾いた咳などの症状をきたします。
当院ではプリックテスト と言って皮膚に薬を付ける検査でヨモギ、ブタクサ、カナムグラの花粉のアレルギーがあるかどうか調べることが出来ます。
湿性咳嗽や乾性の急性咳嗽の原因は、ほぼ風邪です。湿性の場合は風邪の最中である可能性が高く、乾性の場合には感冒後咳嗽といって、風邪を引いた後の長引く咳が多いです。特徴は、ベッドに横になると咳が出ることです。長い人は2~3か月咳が続きます。
咳の原因にも色々な種類があり、その原因に応じた治療をしなければ、咳止めを内服しても症状の改善は期待できません。一つの例として、以前に「後鼻漏による咳」をご紹介いたしました。いくら咳止めを使用しても、鼻の治療をしなければ治らない咳です(詳細については、過去の記事をご参照ください)。
時間が経ってから症状があらわれるため、なかなかアレルゲンが特定できない場合があります。
アトピー咳嗽とは、アトピー性のアレルギー疾患に伴う特徴的な咳です。
アレルギーが原因で咳が出ている場合、アレルゲンを回避するだけでも症状は緩和されるでしょう。
【薬剤師が解説】花粉症の咳におすすめの市販薬はどれ?9選を紹介
気管支喘息で上昇するNOは主に好酸球性炎症によって『誘導型NO合成酵素(inducible nitric oxide synthase; iNOS)』が発現し、産生が亢進するので、呼気中のNO濃度を測定することにより気道の好酸球性炎症が評価できます。実際に、することが確認されています。
この刺激で咳が出る「後鼻漏による咳」もあります。この場合も咳を抑えるためにアレルギー性鼻炎を抑えることが大切です。 ..
咳が出る場合、体力も消耗し夜も眠れず疲弊していく、非常につらい症状です。
またアレルギー性鼻炎とともに、喉頭アレルギーを合併してのどのムズムズ感や咳が出ることがあります。 ..
・感冒後咳嗽⇒去痰薬(ムコダインなど)、鎮咳薬(メジコンなど)。場合により、強めの咳止め(コデイン)を利用します。また、感冒が抜け切れていないと判断した時には、数日間抗生剤を使用することがあります。
花粉症では、鼻や目のかゆみ(むずむず)が出るが、風邪では出にくい。
アトピー咳嗽(がいそう)は、アトピー性喘息やアレルギー性鼻炎などのアトピー性疾患に伴って発生する特徴的な症状です。
気道の過敏性や炎症によって引き起こされ、乾いた咳が特徴です。とくに夜間や早朝に悪化することが多いとされます。
急にくしゃみ、鼻汁が明け方に増えた、のどがイガイガするようになった、乾いた咳が出る ..
※アトピー咳嗽が気管支喘息に移行することは、原則としてありません。よって、症状が軽快した場合、咳喘息では長期吸入ステロイド療法が推奨されますが、アトピー咳嗽では治療を終了します。
咳ぜんそくも同じように気管支にアレルギー性の炎症があり、刺激により咳が出ます。 ..
・アレルギー性咳嗽⇒アレルギー薬(抗ヒスタミン薬)を使います。どの薬(タリオンやアレグラ、ザイザルなど)を選択しても、比較的直ぐに効くとされています。
6.咳を引き起こすアレルギー物質などに反応して、咳が出る; 7.胸部レントゲンで異常が見つからない
アトピー咳嗽の簡易診断基準ですが、
(1) 喘鳴や呼吸困難を伴わない乾性咳嗽が3週間以上継続
(2) 気管支拡張薬が無効
(3) アトピー素因を示唆する所見や、痰に好酸球(アレルギー細胞)の増加がある
(4) ヒスタミンH1拮抗薬 又は/及び ステロイド薬で咳発作が消失
です。
咳喘息とアトピー咳嗽は、区別するのが難しい場合もあります。気管支拡張薬が無効でヒスタミンH1拮抗薬やステロイド薬で改善することが、診断の決め手になることもあります。これを診断的治療と言います。
気道が過敏になって咳が誘発される; アレルギー物質などに反応して咳が出る; 咳に対して気管支拡張剤が有効を示す
花粉症には個人差があり、重度や発作頻度も異なるため、適切な対処法と管理が重要です。特定の花粉を避けたり、抗アレルギー薬を使用して症状を軽減しましょう。
咳が続く、咳が止まらない時に考えられる病気や原因には、呼吸器の感染(風邪、コロナウイルス、マイコプラズマなど)やアレルギー ..
花粉などの様々なアレルゲンや風邪・咽頭痛をきっかけに、
従って、咳や痰の有無で完治を判断することはできません。
咳がなくなっても、気道の炎症は長く残りますから、必要があります。
咳が出ることがあります。アレルギーが病気の原因になることが多いです。 治療
また、咳の原因が気管支喘息の場合、吸入薬などを使用しながら専門的な治療を行う必要があります。
寒暖差アレルギーの症状は鼻水や鼻づまり、くしゃみに加えて、咳や頭痛、蕁麻疹、食欲減退などが考えられます。 ..
気管支喘息の場合は、アレルゲンだけでなく冷たい空気や運動などでも、発作を誘発します。
咳喘息は、アレルギー(主に好酸球)によって気道が炎症を起こし、次の2つの機序により咳が出る病気です。 ..
のどが原因で咳を起こす疾患として「アトピー咳嗽(がいそう)」「季節性喉頭(こうとう)アレルギー」「咽喉頭逆流症」があります。症状としては喉の異常感(咽喉頭異常感)や咳払い感が特徴です。疑われる場合には抗ヒスタミン薬やPPI(プロトンポンプ阻害薬)による治療を行います。治療に反応しない場合や咳や痰などの気道症状がなく、咽喉頭異常感が主体の場合は、耳鼻科にて「喉頭ファイバー」による観察を行ってもらうことをおすすめします。
この3月は風邪やインフルエンザ・花粉症により、咳や鼻水が出る事が多いので、咳止め薬や抗アレルギー薬で対応されている方が多いかと思います。
百日咳は幼少期にワクチン接種をするため、大人になるころには抗体価が下がり、移ってしまうことがあります。最近では成人発症が多いです。咳は”ヒューコンコンコン”と言われていますが、成人の場合には胸郭がしっかりしているため、一般的な風邪と症状は同じです。
咳も出ている方は、気道にもアレルギーの炎症が起きている可能性があります。当院ではアレルギー ..
病状経過から、百日咳やマイコプラズマ肺炎をうたがい、血液検査をします。採血結果から診断に至った場合には、抗生剤をしっかりと服用いただきます。