フォシーガ錠服用中には「ケトアシドーシス」という副作用が起こることがあります。 ケトアシドーシスの症状を感じたと

フォシーガを使用すると、脂肪をため込みにくくなると言えるでしょう。


一方でSGLT2阻害薬のダパグリフロジン(商品名:フォシーガ)は慢性心不全の適応が新たに追加されました。今後使用患者も増えることが予測されるSGLT2阻害薬を有効かつ安全に使用していきましょう。


この記事ではフォシーガの副作用に気がつくために知っておきたい初期症状や、重大な副作用にならないための注意点を解説しています。

記事を読めば、副作用の初期症状や対策がわかるため、フォシーガを使用したダイエットへの不安が軽減されるでしょう。ぜひ最後まで読み、参考にしてくださいね。

頻度は明確になっていませんが、フォシーガの重大な副作用としてケトアシドーシスがあります。

SGLT2阻害薬は血糖降下や体重減少だけではなく、様々な代謝への好影響、心血管イベントや腎機能低下、脂肪肝などに対する影響が報告されています。一般的に、1型糖尿病患者が糖尿病性ケトアシドーシスになるのは高血糖のときであるため早く気づくことが出来ますが、SGLT2阻害薬を飲んでいるとケトン体が発生しやすく、また血糖値が上がらないので、気づくことが遅れてしまう可能性があるのです。

以下の症状は、フォシーガを飲むときに注意しておきたい重大な副作用です。

フォシーガの副作用として、低血糖(血液中のブドウ糖が少なすぎる状態)が起こることがあります。フォシーガはほかの糖尿病治療薬と比べて低血糖が比較的起きにくい薬ですが、注意は必要です。

上記のような症状が出た場合、ラムネやブドウ糖、砂糖を含む飴やジュースを摂取して血糖値をあげましょう。目安としてブドウ糖であれば1回約10gです。症状が回復しない場合は、すぐに医療機関を受診してください。


1 型糖尿病試験におけるフォシーガの安全性プロファイルは、糖尿病性ケトアシドーシス

フォシーガを飲むと脱水症状があらわれる場合があります。フォシーガによって尿の量が増え、体から水分が失われやすくなるためです。

[PDF] フォシーガ錠を服用される 1型糖尿病の方・ご家族の方へ

脱水を予防するため、フォシーガ服用中はこまめな水分補給を心がけましょう。とくに、運動後や暑い時期は意識して水分をとる必要があります。

フォシーガの副作用は?初期症状やダイエットにおける注意点を解説

頻度は明確になっていませんが、フォシーガの重大な副作用としてケトアシドーシスがあります。

フォシーガ錠を処方するときに、上表を用いて問診を行ってください。

DKA回避のためには、明らかになっているこれらの原因や誘因をできるだけ取り除いていくことが重要です。とくに注意すべきはインスリン分泌能が極端に低下した患者さんですので、2型糖尿病として治療中の患者さんに対しても、一度は空腹時血清Cペプチドを測定して患者さんのインスリン分泌能を評価しておきましょう。
SGLT2阻害薬内服中は、インスリン不足のほかに糖質不足や脱水も重要な誘因リスクとなりますので、周術期やシックデイなどの際の一時休薬を必ず守りましょう。

注意点 | フォシーガ錠 | 小野薬品の薬を使用されている方へ

ケトアシドーシスは、血液中のケトン体と呼ばれる物質が異常に増加することで起こります。血液が酸性に傾き、意識障害などを引き起こすため、下記の初期症状がみられたらすぐ受診しましょう。

一方で SGLT2 阻害薬を服用している患者の副作用として、ケトアシドーシスの報告が増加してい

フォシーガ服用中に上記のような初期症状がみられた場合は、すぐに医療機関を受診してください。

フォシーガ錠10mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)

上記であげた以外に比較的よくみられる副作用には口渇や便秘、頻尿があります。これらはフォシーガのメカニズムによるものであり、比較的起こりやすいとも言われています。

アシドーシス 、 糖尿病ケトアシドーシス 、 腎盂腎炎 、 敗血症 、 敗血症性ショック

陰部のかゆみもよくみられる副作用です。気になる場合は早めに医療機関に相談しましょう。

副作用 | フォシーガ錠 | 小野薬品の薬を使用されている方へ

SGLT2阻害薬によるDKA発症の機序には、本剤ならではの特徴があります。SGLT2阻害薬を投与すると、尿糖排泄増加により血糖および血中インスリンが低下し、グルカゴン/インスリン比が増加します。その結果、肝臓では血糖低下を補うように糖産生が増加します。脂肪組織では脂肪分解が亢進し産生された遊離脂肪酸が肝臓でケトン体に変わっていきます。SGLT2阻害薬により、全身エネルギー代謝としてはブドウ糖利用から脂質利用の割合が増え、増加したケトン体もエネルギー源として心臓などに好影響を与えることが報告されています。しかし、そのような状況のなかで、不適切なインスリン減量/中断や極端な糖質摂取不足、脱水などの誘因により、この流れが増強されると、酸性物質である血中ケトン体が急増しDKAが発症します。有益とも考えられているケトン体を増加させ過ぎないことが重要です。

けんたいかん 、深く大きい呼吸、意識の低下[ケトアシドーシス]

フォシーガを服用すると、尿の量が増えて脱水が起こりやすくなります。のどの渇きを感じていなくても、こまめに水分補給するように心がけましょう。

アシドーシスをきたした状態です。症状としては、全身倦怠感や口渇などの ..

過度な糖質制限は、低血糖やケトアシドーシスのリスクが高まります。フォシーガは体内の余分な糖を外に出すため、糖質制限と近い状態になります。

SGLT2阻害薬 極端な「低炭水化物ダイエット」で重大な副作用が

通常の糖尿病性ケトアシドーシスでは、インスリンが不足することにより高血糖、高ケトン血症、アシドーシスをきたします。

乳酸アシドーシスとは? 乳酸が血中に溜まった結果、血液が酸性に傾いた ..

SGLT2阻害薬を服用している患者さんでは、インスリンが不足しても、SGLT2阻害薬のインスリン非依存的血糖降下作用により血糖値が高値にならない場合があります。

例えば、非定型抗精神病薬であるオランザピン、クエチアピンでは、著しい血糖値の上

フォシーガに限らず、副作用の程度や症状には個人差があります。絶対にどれかが起こるわけでもなく、また絶対に起こらないとも言い切れません。

[PDF] 選択的SGLT2阻害剤フォシーガ 日本において1型糖尿病に対する

フォシーガ服用中は、トイレを我慢しないようにしましょう。また排尿・排便の後は洗い流したりきれいに拭き取ったりして、清潔を保つことが大切です。