※本製品は疾病の診断・治療・予防を目的としたプログラムではありません。


DAPA-CKD試験の日本の治験統括医師であり、日本腎臓学会理事長の柏原直樹先生は次のように述べています。「慢性腎臓病患者さんにおいて、2型糖尿病合併の有無に関わらず、腎不全への移行抑制、心血管イベントおよび全死亡に対するダパグリフロジンの有効性が示されました。慢性腎臓病患者さんを対象としたこれまでの試験の中でも画期的な試験であり、ランドマークとなるものです。今回の承認は日本の多くの慢性腎臓病患者さんにとって大きな希望となります」。


「心不全患者さんの約半数が診断されてから5年以内に死亡してしまうことから、生命予後を改善するベネフィットをもたらし、忍容性が良好で心血管死のリスクを低減できる治療選択肢が必要とされています。米国でのフォシーガに対する今回の承認は、あらゆる種類の心不全患者が、より健康的な生活を送るうえでの支援になります」と同社では述べている。

DELIVER試験は、2型糖尿病の有無を問わず、左室駆出率が40%超の心不全患者の治療として、フォシーガの有効性をプラセボとの比較で評価するようにデザインされた、国際共同、無作為化、二重盲検、並行群間比較、プラセボ対照、イベント主導型第3相試験。

※本製品は疾病の診断・治療・予防を目的としたプログラムではありません。

慢性腎臓病(CKD)は、腎機能の低下を伴う重篤な進行性の疾患で、多くの場合、心疾患や脳卒中の発症リスクの増加と関連しています 2-4。世界で8億4,000万人以上、日本では約1,300万人が罹患していると推定されています 5,6。しかしながら、その診断率は低く、90%の患者さんは罹患していることに気が付いていません 4。フォシーガは、日本で初めてのCKDの治療薬として承認された薬剤です 7,8

フォシーガは、基礎治療[SGLT2阻害薬の併用を除く、糖尿病や高血圧などのすべての併存疾患に対する地域の標準治療]への追加治療として1日1回投与された。DELIVER試験は、左室駆出率が40%超の心不全患者を対象に実施された試験で、6,263例の患者が無作為化された。

アストラゼネカのバイオファーマ研究開発担当エグゼクティブバイスプレジデントであるMene Pangalosは次のように述べています。「本承認は、慢性腎臓病の患者さんの予後を改善するという当社の目標の実現に向けた重要な一歩となりました。当社は、フォシーガのような新薬によって標準治療を向上させるとともに、時に患者さんを衰弱させ、生命を脅かす慢性腎臓病の予防および早期診断にも取り組んでいます」。

アストラゼネカ株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:ステファン・ヴォックスストラム)と小野薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:相良 暁)は、アストラゼネカの選択的SGLT2阻害剤「フォシーガ®錠5mg、10mg(一般名:ダパグリフロジンプロピレングリコール水和物、以下、フォシーガ)」について、2型糖尿病合併の有無に関わらず、「慢性腎臓病(ただし、末期腎不全又は透析施行中の患者を除く)」の効能又は効果の追加承認を、8月25日に取得しましたので、お知らせします。


フォシーガの服用は禁止されていないものの、服用できるかのな方もいます。

フォシーガは、米国、EU、中国、日本など、世界100ヵ国以上で、2型糖尿病、駆出率低下を伴う心不全(HFrEF)および慢性腎臓病(CKD)の治療薬として承認されている。直近では、EU、英国、日本およびトルコで、左室駆出率を問わず全ての心不全を対象に適応拡大の承認を取得している。
※日本では2023年1月10日に電子化された添付文書が改訂された。

【心不全】「フォシーガ」承認 心血管疾患治療薬市場にとっての意味

第Ⅲ相DAPA-CKD試験においてフォシーガは、CKDステージ2~4、かつ尿中アルブミン排泄の増加を認める患者さんを対象に、アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACEi)もしくはアンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB) との併用で、腎機能の悪化、末期腎不全 への進行、心血管死または腎不全による死亡のいずれかの発生による複合主要評価項目のリスクを、プラセボと比較して、39%低下させました (絶対リスク減少率 [ARR]=5.3%, p 9。フォシーガの安全性と忍容性は、これまでに確認されている安全性プロファイルと一貫していました。

フォシーガ錠5mg(一般名:ダパグリフロジンプロピレングリコール水和物錠) ..

フォシーガを服用すると、尿中の糖分が多くなることで尿路や陰部で微生物が繁殖しやすくなります。
そのため、膀胱炎など尿路感染、陰部のかゆみや膣カンジダ症などの性器感染が副作用として現れる可能性があります。
対策として、水分を多く取り排尿を促すことで膣カンジダ症を防ぐことが可能です。

海外の大規模臨床試験で寿命を延ばす効果が認められ、従来のACE阻害薬 ..

フォシーガ は、 および においても2型糖尿病合併の有無に関わらず、CKDの治療薬として承認を取得しており、現在世界のその他の国においても審査が進行中です。フォシーガは2型糖尿病成人患者さんの血糖コントロールを改善する食事および運動療法の補助療法、および1型糖尿病 の成人患者さんに対するインスリンの補助療法を適応としています。また、本剤は2型糖尿病合併の有無に関わらず、左室駆出率が低下した慢性心不全の成人患者さんの治療薬としても承認されています。

諸外国における安全性等に係る情報; 医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度について

米国に本社を置くコンサルティング企業Decision Resources Groupのアナリストが、海外の新薬開発や医薬品市場の動向を解説する「DRG海外レポート」。 英アストラゼネカのSGLT-2阻害薬「フォシーガ」が米国でHFrEF(駆出率が低下した心不全)の治療薬として承認されました。マーケットにはどんな意味があるのでしょうか。

フォシーガ10mg98錠(ダパグリフロジン)|糖尿病(人間用)

なお、第3相DAPA-HF試験および第3相DELIVER試験でのフォシーガの安全性および忍容性プロファイルは、これまでに十分確立されている安全性プロファイルと一致していた。

海外第Ⅳ相非盲検試験(Korean ADOPTION試験、海外データ)

アストラゼネカの子会社であるアストラゼネカ株式会社は、2013年、フォシーガに関して、小野薬品工業株式会社 と日本におけるコ・プロモーション契約を締結しました。本契約に基づき、小野薬品工業株式会社はフォシーガの日本における流通および販売を担い、アストラゼネカ株式会社と2型糖尿病、1型糖尿病および慢性心不全においてコ・プロモーションを実施しています。両社は慢性腎臓病においてもコ・プロモーションを行います。

商品名としてカナグル、スーグラ、フォシーガ、ジャディアンス、デベルザ、ルセフィ等があります。 ..

また、「Nature Medicine」に掲載された第3相DAPA-HF試験および第3相DELIVER試験の事前に規定された統合解析の結果では、心血管死、心不全による入院、または心不全による緊急受診の複合評価項目に対するフォシーガの治療効果が左室駆出率を問わず一貫していたことが示され、同剤は死亡率の改善が実証された最初のSGLT2阻害薬となった。

フォシーガとはどんな薬?ダイエット効果と痩せる理由について解説

アストラゼネカの「フォシーガ」(一般名・ダパグリフロジン)が、SGLT-2阻害薬では初めて、心血管疾患(駆出率が低下した心不全=HFrEF)を対象に米国で承認を取得した。フォシーガは2014年1月、米国で2型糖尿病治療薬として承認された薬剤だ。HFrEF治療薬としての承認は、臨床第3相(P3)試験「DAPA-HF」の良好な結果に基づいている。

利尿薬的な作用を有するSGLT2阻害薬ダパグリフロジン(商品名フォシーガ ..

DAPA-HFは、HFrEFに対するSGLT-2阻害薬の有用性を検証した最初のP3試験。左室駆出率が40%以下の患者4744人を対象にフォシーガとプラセボを比較したところ、フォシーガは主要複合評価項目(心血管死または心不全の悪化)を26%減少させ、統計学的に有意な低下を示した。フォシーガ群ではさらに、心不全悪化の初回発現リスクが30%低下し、心血管死のリスクも18%低下した。

【ビジュアルで見る】海外大手製薬 決算ハイライト―2023年12月期

「New England Journal of Medicine」に掲載された第3相DELIVER試験のデータから、フォシーガは、駆出率が軽度低下または駆出率が保持された心不全患者で、心血管死または心不全悪化の主要複合評価項目に関して統計学的に有意かつ臨床的に意義ある早期の抑制を達成したことが示された。

フォシーガの副作用は?初期症状やダイエットにおける注意点を解説

①に該当する方は、フォシーガを服用することでアレルギー反応を起こす危険性があります。