コブラが絡んだカップルや愛沢が拉致ったカップルみたいな、何の罪も無い人が理不尽な目に遭うシーンがウシジマくんで1番キツい.


柄崎がウシジマくんに対して不満を持っていると判断し、一時的に仲間として利用できると考えた鼓舞羅は、店の電気を切って暗闇でウシジマくんの携帯を柄崎に鳴らす様に指示を出します。


そして隼人の策略で、ウシジマくんが金を奪ったと勘違いした鼓舞羅は、ウシジマくんがヤクザの、と話し合いをしているところを襲撃して金を奪い返そうと計画しました。

暗闇の中、着信で光る携帯の音と光を元にウシジマくんに襲いかかったはずの鼓舞羅でしたが、店の電気が付くとそこには

闇金ウシジマくんのコブラレンジャーみたいな、肝臓悪くするレベルの巨大な彫り物を全身に彫ってもらえ.

鼓舞羅は仲間の慶次(けいじ)と、そして高田の知り合いでもあるホストの隼人(はやと)と共に大規模な投資詐欺を行い、カウカウファイナンス社員達を含めた人々から大金を騙し取ります。

仲間同士の日常会話の中でも、わざと相手を挑発し、少しでも反抗的な反応をすると容赦無く脅し自分が上の立場である事を誇示したり、鼓舞羅と対面しても全くビビらずに一歩も引かなかったウシジマくんを「気に食わない」という理由だけで本気で殺そうとしたりと、という、強烈に自己中心的な性格でした。

丑嶋の部下・高田のホスト時代のダチ、隼人がハイリターンの”投資話”をもってきた。胡散臭い話だが、確実な配当金が出て、カウカウメンバー全員、丑嶋までが”投資話”に乗る。しかし、皆が大きく投資したところで、案の定、隼人が飛び…!?丑嶋の忠実な部下・柄崎は暴走し、猛毒男・鼓舞羅(コブラ)が行く手を阻む。内憂外患の中、丑嶋は隼人を追い詰めることができるのか。一方、昔のダチに騙され、自殺した少女の亡霊に取り憑かれた高田は自分の過去にどう向き合うのか。元ホストくん編を一挙完全収録!!

ウシジマくんとの初対面シーンでは車高の高いハマーH2に乗ったウシジマくんが、鼓舞羅を轢き殺そうと突っ込んできたところを垂直にジャンプして避け、すぐに起き上がりナンバープレートを記憶するという、非常に高い身体能力と臨機応変に対応できる頭の回転の速さを見せつけていました。


闇金ウシジマくん コブラに全身刺青の刑にあってしまった新人ホスト。コブラはヤクザに殺されます.

このセリフがキーワードだと連載当時から思っていましたが、コミック18巻で、
その理由がシッカリ描かれた時には感動を通り越してシビれてしまいました。
ウシジマは金属バットで顎戸三蔵の後頭部をフルスイングし、
滑皮は巨大園芸バサミで顎戸三蔵の唇を切り落としています。
滑皮とウシジマ。この2大巨頭の餌食になったのが顎戸三蔵だというのが笑えます。
若いうちはイケイケ(武闘派)で危ない奴はいくらでもいますが、
滑皮の恐ろしい所は恐怖の形態が常に進化し続けている事にあります。
自分で組を構えてからは、梶尾と鳶田という絶対信者を部下に付け、
身内の敵・豹堂に言わせると将棋の「金」と「銀」がベッタリ横に付いている。
これは強い! なかなか城を落とす事は出来ません。
ただでさえ強いのに、獅子谷甲児を力づくで部下にし、権力を拡大させていく。
この飽くなき貪欲さは、億単位のカネもどんどん吸い込んで行く。
21世紀以降の悪党は、滑皮タイプの方が強く生き残りますね。

地下鉄の待合所で、カップルが電車を待っている。 真鍋昌平著「闇金ウシジマくん21巻」小学館.

究極のキ○ガイ。完全自由主義者の一匹狂犬。
話し合いは不可能。穏便に済ませた事がないので穏便の意味がわからない。
個人戦として1対1のみで戦ったら、肉蝮が1位でしょう。
ただし個人戦を外して、現実世界そのままのルールでいくと2位です。
なぜならば、肉蝮の場合、殺してしまえば後は平穏だからです。
肉蝮を殺しても後の厄介さが何もない。仕返しする者も誰もいない。
むしろ死んで皆がホッとする、そういう悪党ですね。
これは統計は取りにくいので石原の勝手な推測ですが、日本人の中に
肉蝮のようなタイプが生まれる確率は400万分の1かと思われます。
生まれても、だいたい30才までには殺されてしまいます。
大阪にたったひとりだけ、肉蝮に近い人間が現実にいます。
誰とも組まず、完全自由主義で好き勝手にやるタイプです。
今どうしているのか? もちろん塀の中です(笑)
コミックの29巻で久しぶりの登場には嬉しくて声を出してしまいました。

USHIJIMA THE LOAN SHARK-闇金プルオーバパーカ

と言う辺り、なるほどなあ、と感心させられました。
アクセサリーや数珠を好む者は、運気や風水を気にするものです。
開運の信仰にカタギも悪党もない事を真鍋先生は証明されています。
平気で人のモノやカネを奪える人間が運気を気にしたり、
玄関を綺麗にしていたり、正月に神社で手を合わせたりしているもんです。
悪党の中でも下っ端よりも、上の位の人間ほど、そうしますね。
これは、どの業界にも通じる人間法則のようにも思えます。
そして意外にも獅子谷甲児のような男がロマンチストだったりもします。
兄をずっとリスペクトする気持ちを持っていたり、
複数いる女や子供には優しかったりする姿勢がチラッと出てきます。
身内には優しく、身内以外の人間には拷問も半永久奴隷も平気で出来る、
ハイクラスな悪党ですね。

闇金ウシジマくん-USHIJIMA THE LOAN SHARK-闇金プルオーバパーカ

ウシジマが経営する闇金融の社員。
マサルくんも執念深くて怖いですね。
その執念深さは飯匙倩を抜いてコミック最長記録です。
最終巻では、まともな大人へと成長していったようですが。
みなさん、最後に質問ですが、マサルくんはどう思いますか?
ウシジマを恨む気持ちは、まあ百歩譲って分かるとして、マサルの裏切りのせいで
結果的には加納が殺されちゃったじゃないですか。
そして、そんなマサルをウシジマと柄崎はヤキだけで許しちゃうでしょう。
「闇金業者は金にならない事はしない」
というウシジマ自身のセリフで筋は通っています。
メンツで生きるヤクザとは違うんだ、と。それは分かるんですが。
みなさんはどう思いますか?
僕は許せませんね。

真鍋昌平の「闇金ウシジマくん(23)」をApple Booksで

ヤクザではない半グレの日本代表選手。
今やヤクザより半グレのトップの方がぶっちぎりにカネを持っているそうです。
高級車数台を運転手付きで所有し、タワーマンションの最上階に住み、
オモテのシノギと、ウラのシノギを両方シッカリ持っている。
民間人として戦ったら実際に強いしカリスマ性もあり、部下も多い。
獅子谷は現実世界とリンクしているキャラの一人ですね。
肉蝮は短命型の狂犬なのに対して、獅子谷は社会性がちゃんとあり、
社会の中に潜む賢さがあるので、割と長生きするタイプだと思います。
漫画ではウシジマの罠で爆死しましたが。
女がスマホを床に落としただけで怒鳴りつけ

ウシジマ君のキャラってウシジマ君含めてほとんどが因果応報な結末迎えてるけど樺 ..

シャブの密売、アパレル開業資金融資(のちに搾取)などのシノギを持つ。
ちなみに飯匙倩が登場するコミック16巻~17巻の「楽園くん」編は
全シリーズの中でもベスト3に入るほどの傑作だと思います。
風呂場の中でのウシジマとの対峙はとてもワクワクドキドキしました。
ウシジマに殴られてブチギレの状態にも関わらずオヤジ(組長)の電話にはサッと出る。
ワンコールで出ないと酷い目にあう飯匙倩のオヤジがどんな人間か気になりますね。
推測ですが、ハゲ頭の太ったオッサンをイメージしてしまいます。
飯匙倩の原点が分かるコミック35巻の柴拳(しばけん)のエピソードが強烈。
柴拳の名前の由来について一切説明がありませんが、
おそらく柴田拳太郎みたいな名前で「柴拳」という名が付いたのでしょう。
ああ~、こういう推測をするのが幸せです、楽しいです。
この柴拳エピソードはコミックでは、ほんの数ページしかありません。
しかし映画監督目線で恐縮ですが長編映画一本分の密度がありますね。
「闇金ウシジマくん・番外編/恐怖の柴拳~飯匙倩誕生物語~」
という長編映画の脚本の依頼が来たら余裕で書けますよ。
もちろん、誰からも依頼は来ませんが(笑)
こういう柴拳エピソードなどを惜しみなく放り込んでくるあたりが、
「闇金ウシジマくん」のゴージャスな面白さだし、真鍋先生の非凡さを感じます。

ウシジマくん 23巻のあらすじ:2010年テレビドラマ化!2011 ..

獅子谷・兄も相当ヤバイですが6位です。
才能と狂気とカリスマ性があるのに、ネタ(シャブ)を喰ってたのが減点。
コミック41巻の過去シーンでは飯匙倩からシャブを買うシーンがあり、
飯匙倩ファンは大いに喜んだものです。しかしシャブは良くありませんね。
シャブのせいで獅子谷・兄の被害妄想は深刻化。
被害妄想が強くなるから些細な事で部下をリンチし、そのせいで部下は裏切り、
本部の大金を強盗され、容疑者と罪なき者までリンチし、死者が出るなど泥沼化。
こんな事になった原因の根本はシャブです。
滑皮の右腕、梶尾も元々は獅子谷・兄の手下だった。
シャブを喰って狂いだすような人間には人は付いていかなくなるものです。

肉蝮は単独ですが、刑務所に入れられた時はヤクザを苛めたりしているそうです。もう無茶苦茶や… コブラ

ウシジマくんにその凶暴性を利用され、大金を取られただけでなく、ウシジマくんにとって邪魔な存在であるヤクザを排除するために命を捨てるという結果になってしまった鼓舞羅。

90 ウシジマの眼鏡は頭殴られたのが原因のはずだから影響とかはないんじゃない ..

現在よりも過去シーンで熊倉は昔は切れ者だった事が判明します。
部屋住みの滑皮を運転手にし、朝食にオイルサーディン丼を振る舞うなど、
大胆さだけではなく気遣いの繊細さも光っていました。
ちなみにオイルサーディン丼を自分も作ってみましたが美味しかったです。
鼓舞羅に頭をカチ割られてから全ての歯車が狂ってしまったが、
それもこれもウシジマから強引にカネを引っ張ろうとするから
こんな事になってしまうのです。昔はよく稼いだけど、実入りが減ってタカリをし、
タカリの相手・ウシジマに殺されるという情けない最期でした。
そういう点では、飯匙倩の方が一枚上手ですね。