ストール精神薬理学エセンシャルズ 神経科学的基礎と応用 第4版


(1) アルコール(飲酒)
外国人健康成人 30 例に本剤(40 mg 単回)とアルコール(0.70 g/kg 単回)を併用した薬物相互作用試験では、精神運動機能の相加的な低下がみられた。本剤を服用時に飲酒は避けるようにすること。


(2) 中枢神経抑制剤
本剤は中枢神経系に対する抑制作用を有するため、中枢神経抑制剤(フェノチアジン誘導体、バルビツール酸誘導体等)と併用した際、相互に作用を増強させるおそれがあるため、設定した。本剤と中枢神経抑制剤を併用する場合には、注意すること。

(3) CYP3A を阻害する薬剤
CYP3A を阻害する薬剤(ジルチアゼム、ベラパミル、フルコナゾール等)との併用により、スボレキサントの血漿中濃度が上昇し、傾眠、疲労、入眠時麻痺、睡眠時随伴症、夢遊症等の副作用が増強されるおそれがあるため、これらの薬剤を併用する場合は 1 日 1 回10 mg への減量を考慮するとともに、患者の状態を慎重に観察すること。

【超重要・厳重注意】 “クラリスロマイシン(CAM)”と併用禁忌の医薬品ラインナップ

(4) CYP3A を強く誘導する薬剤
外国人健康成人を対象とした 本剤(40 mg 単回)とリファンピシン(600 mg 1 日 1 回反復)を併用した薬物相互作用試験では、スボレキサントの血漿中濃度が低下(Cmax は 64 %、AUC は 88 % 低下)したため、設定した。本剤と強力な CYP3A 誘導剤を併用する場合には、注意すること。

(5) ジゴキシン
外国人健康成人を対象とした 本剤(40 mg 1 日 1 回反復)とジゴキシン(P 糖蛋白基質、治療域が狭い薬剤:0.5 mg 単回)を併用した薬物相互作用試験では、ジゴキシンの血漿中濃度が上昇(Cmax は 21 %、AUC は 27 %上昇)したため、設定した。また、スボレキサント投与時のジゴキシン濃度は最初の 6 時間以内に上昇した。本剤とジゴキシンを併用する場合には、ジゴキシンの血漿中濃度をモニタリングすること。

(2) CYP3A を強く阻害する薬剤(イトラコナゾール、クラリスロマイシン、リトナビル、サキナビルネルフィナビル、インジナビル、テラプレビル、ボリコナゾール)を投与中の患者
外国人健康成人を対象とした本剤(4 mg 単回)とスボレキサントの代謝酵素である CYP3A を強く阻害するケトコナゾール(400 mg 1 日 1 回経口反復、経口薬本邦未発売)との薬物相互作用成績でスボレキサントの最高血漿中濃度(Cmax)の上昇はわずかであったものの(23% 上昇)、濃度‐時間曲線下面積(AUC)は顕著に上昇した(179% 上昇)。本剤の作用を著しく増強させるおそれがあるため、設定した。本剤と CYP3A を強く阻害する薬剤を併用しないこと。
(ベルソムラ錠 IF より)

ED治療薬を服用する際には、併用してはいけない薬を把握しておく必要があります。本記事では、EDを治療薬と併用してはいけない薬や起こりうるリスクを解説します。


併用禁忌薬を正しく理解し、適切な方法でED治療薬を服用しましょう ..

(6) ミダゾラム
外国人健康成人で実施した薬物相互作用試験では、本剤(80 mg 単回)とミダゾラム(2mg 単回)を単回併用投与した際、ミダゾラムの Cmax 及び AUC に影響を及ぼさなかった。
一方、本剤(80 mg 1 日 1 回反復)とミダゾラム(2 mg 単回)を投与した際、ミダゾラムの Cmax 及び AUC に影響がみられたが(Cmax 23 % 及び AUC 47 % 増加)、実際に服用する用量(20 mg)での血漿中濃度(遊離型濃度:約 2~5 nM)は CYP3A に対する 50% 阻害濃度(約 4~5 µM)と比べて約 1000 倍低いことから、CYP3A により代謝されるほとんどの薬剤について、臨床的に重大となる程度にまで血漿中濃度を上昇させる可能性は低いと考えられる。

・CYP3Aを強く阻害する薬剤との併用禁忌。 【レンボレキサント(デエビゴ)の ..

もともとは心疾患や高血圧などを治療する薬ですが、ED治療薬と併用すると、副作用が強く出る可能性があります。場合によっては、命の危険を伴うケースもあるでしょう。

[PDF] ED 治療薬 併用禁忌・注意薬剤リスト【2024 年 6 月改訂】

(7) ワルファリン
外国人健康成人に、本剤(40 mg 1 日 1 回反復)とワルファリン(30 mg 単回)を併用した薬物相互作用試験では、S(-)ワルファリン又は R(+)ワルファリンの薬物動態又は薬力学には影響を及ぼさなかった。

表11a 併用禁忌・慎重投与(併用注意であるが禁忌レベルのものも含む)と ..

ちなみに、「ラメルテオン(E)」はSSRIの「フルボキサミン」と併用禁忌である、ということも、よく見落とされがちです。

今回は、ザガーロの併用禁忌薬・併用注意薬についてご紹介します。 ..

(8) 経口避妊薬
外国人健康成人に、本剤(40 mg 1 日 1 回反復)とエチニルエストラジオール(0.035 mg 単回)及びノルエルゲストロミン(0.25 mg ノルゲスチメート単回)を併用した薬物相互作用試験では、薬物動態には影響を及ぼさなかった。
(ベルソムラ錠 IF より)

中枢神経抑制作用が増強される。 エリスロマイシン · クラリスロマイシン.

抗凝固薬剤は、血液を固まりにくくし、血栓(血液のかたまり)を予防するための薬です。ED治療薬と併用すると、出血がしやすくなります。

[PDF] ED治療薬 併用禁忌・注意薬剤リスト 【2016年6月改訂】

アルファブロッカー薬剤は、交感神経の末端にあるα受容体を遮断し、末梢血管を拡張して血圧を下げるための薬です。おもに前立腺肥大症や高血圧の治療に使用されます。

日医工株式会社の「クラリスロマイシン錠200mg「日医工」[一般感染症・非結核性抗酸菌症]」と併用してはいけない(禁忌) ..

ニトログリセリン系薬剤は、胸痛や狭心症を治療するための薬です。ED治療薬と併用すると、突発的な低血圧を引き起こす可能性があります。

ロライド系薬(クラリスロマイシンまたはアジスロマイシン)を併用する

ED治療薬と一緒に併用禁忌薬を飲むと、さまざまな副作用が起こります。場合によっては、重篤な健康被害が出る可能性があるため、注意しておきましょう。

イシン)を投与中の患者」及び併用禁忌に「クラリスロマイシン」の記載があります。この

ED服用における併用禁忌薬を飲むと、おもに以下の副作用が起こる場合があります。

本剤は主として薬物代謝酵素CYP3A4で代謝される。 10.1. 併用禁忌: ..

ED服用における併用禁忌薬を飲むと、以下の重篤な副作用が起こる場合があります。

市販薬のアレジオン*220を服用中に併用してはいけない薬は、以下のとおりです。 ・他のアレルギー用薬(皮膚疾患用薬、鼻炎用内服薬含む)

なお、同じオレキシン受容体拮抗薬でも「レンボレキサント(D)」は、「クラリスロマイシン」と併用禁忌ではありません。しかし、「レンボレキサント」も少なからず影響は受けることから、もし「クラリスロマイシン」のようなCYP3A4を強力に阻害する薬と併用する場合には、1回量を2.5mgに減量するよう注意喚起されています。

まずは、べオーバから。 相互作用 併用禁忌(併用に注意すること)

ED治療薬と併用禁忌薬に関するよくある質問をまとめました。現在ED治療中の方や、これからED治療薬の服用を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

ザガーロに併用禁忌薬はありません。 ただし併用に注意が必要な薬 ..

風邪薬の成分によっては、併用できない場合があります。たとえば、風邪薬に亜硝酸アミルやニトログリセリンなどの硝酸剤が含まれている場合、併用できません。