クラリスロマイシン(クラリシッド、クラリ)とは、呼吸器感染症の治療に幅広く使用される抗菌薬で、その効果は多くの臨床例で実証されています。
レボフロキサシンなどのニューキノロン系抗菌薬と酸化マグネシウムは、医薬品添付文書において「併用注意」とされている薬剤であり、同時服用により、レボフロキサシンがマグネシウムと難溶性のキレートを形成し、レボフロキサシンの吸収が阻害され、効果が減弱するおそれがあるので、同時に服用させないなど注意する必要がある。
レボフロキサシンとして1日1回500mg(細粒:5g),経口投与。疾患・症状により適宜減量。肺結核及びその他の結核症は原則として他の抗結核薬と併用。腸チフス,パラチフス1日1回500mg,14日間経口投与。
<制酸薬との服用間隔によるニューキノロン系抗菌薬のバイオアベイラビリティの変化>[文献 1-2]
レボフロキサシンに関するデータはないが、制酸薬との併用による他のニューキノロン系抗菌薬の相対的バイオアベイラビリティの変動を図1に示す。ニューキノロン系抗菌薬の投与時間を0 時間とし、制酸薬の投与をずらして相対的バイオアベイラビリティを調べた結果、ニューキノロン系抗菌薬の服用3~6時間前、服用2時間後までは、制酸薬の併用を避けるべきであることが示唆された。
クラリスロマイシン錠200mg「サワイ」(クラリス錠200/クラリシッド錠200mgのジェネリック医薬品)|沢井製薬
風邪と診断され、クラリスロマイシン錠200mgと、咳止め・解熱鎮痛剤・胃薬を飲んでいましたが、よくならないので、再度、受診してきました。肺炎になっていたみたいで、抗生剤が変更になりました。クラリスロマイシン錠200mg→クラビット錠500mgへ・・・クラリスロマイシン錠200mgは、朝夕食後で1日2回で、クラビット錠500mgは朝で1日1回です。先生は、今日のお昼から飲んで下さい!と言われました。そこで、教えて頂きたいのですが・・・1. 朝、1日2回のクラリスを飲んだのに、5〜6時間しか経過していない状態で、 クラビットを飲んでも大丈夫でしょうか?2. 今日の昼開始のクラビットは、朝食後1日1回とありますが、 明日からも昼に服用すればいいのでしょう? それとも、朝飲むのでしょうか?宜しくお願い致します。
二年程副鼻腔炎を患っており一年程前にクラリスロマイシンを処方されめまいを感じたので一錠飲んだあと服…
そのため、肺炎球菌やインフルエンザ菌が主な原因であるには『サワシリン』、百日咳菌やマイコプラズマ属が原因の呼吸器感染症には『クラリス』、レジオネラ属やクレブシエラ属が原因の肺炎には『クラビット』、といったような使い分けを行います1)。
1歳の娘が発熱、鼻水、咳の為クラリスロマイシンDS小児用10%「タカタ」を昼に処方していただいたので…
抗生剤(抗菌剤)の適正使用 (後編) | みうら小児科クリニック
キノロン系薬は、もともと大腸菌などのグラム陰性菌に効果が強い薬でしたが、呼吸器系疾患の主原因となるグラム陽性菌にはほとんど有効性を持っておらず、適応症も膀胱炎や消化器疾患などが主で、使用頻度が少ない薬剤でした。
まとめ ニューキノロン系抗菌薬と制酸薬との併用で、ニューキノロン系抗菌薬の吸収が低下!
このメカニズムにより、レボフロキサシン水和物は幅広い抗菌スペクトルを有し、グラム陽性菌からグラム陰性菌に至るまで、多様な病原菌に対して強力な効果を発揮します。
何のお薬?用法・用量は? 処方監査のポイント; 服用時の注意 ..
抗菌薬の強さを判定するための数値である最小発育阻止濃度(MIC)での比較では、ジェニナックは、クラビットより少ない量でほとんどの菌に対して効果を発揮。クラビットに対して耐性ができている菌に対しても有効でした。
グラム陰性菌用内服抗菌薬 ニューキノロン系:クラビット®(レボフロキサシン) ..
添付文書の臨床成績においても、ジェニナックはクラビット耐性菌を含む81株の多剤耐性肺炎球菌を100%消失させたと記載されています。そのため、多くの菌に対してジェニナックのほうが細菌作用は強いと言えるでしょう。
クラリスロマイシン錠200mg「NIG」[一般感染症・非結核性抗酸菌症]
細菌感染は体のいたるところで起こります。抗菌薬が効果を発揮するためには菌に対する強さに加えて、どの組織に移行して働くかも重要なポイントです。ジェニナックとクラビットが効果を発揮する臓器について考えてみましょう。
[PDF] 【4】Q&A 腎機能に応じた抗菌薬の投与量について
◆抗生物質(抗菌薬)の系統と作用機序
サワシリン:ペニシリン系、細胞壁合成阻害
クラリス:マクロライド系、タンパク合成阻害
クラビット:ニューキノロン系、DNA合成阻害
クラリス錠 200mg クラリスロマイシン 1 日 400mg
◆通常の用法
サワシリン:1日
クラリス:1日2回
クラビット:1日
クラビット錠 250mg レボフロキサシン 1 日 500mg
ジェニナックの適応症は、咽頭・喉頭炎、中耳炎、副鼻腔炎、気管支炎、肺炎などの呼吸器系疾患が主となっています。薬の体内分布をみると、副鼻腔粘膜、口蓋扁桃組織、中耳粘膜、肺実質、気管支粘膜には、血液中と同程度かそれ以上の濃度のジェニナックが移行しています。
クラビットの適応症は、皮膚疾患、呼吸器系疾患、泌尿器系疾患、消化器系疾患など幅広い疾患です。皮膚、唾液、口蓋扁桃、喀痰、前立腺、胆嚢、涙液、耳漏、上顎洞粘膜、女性性器へ高濃度の移行が見られます。
それぞれの薬の組織に対する移行性と抗菌作用の違いから、ジェニナックは呼吸器系疾患、クラビットは全身の感染症に効果がある薬剤として使用されています。
画像, レボフロックス, クラビリン, シプロックス, クラリスロマイシン.
a.グラム陽性菌用内服抗菌薬
マクロライド系:クラリシッド®(クラリスロマイシン)
テトラサイクリン系:ビブラマイシン®(ドキシサイクリン),ミノマイシン®(ミノサイクリン)
リンコマイシン系:ダラシンカプセル®(クリンダマイシン)
総称名:クラビット; 一般名:レボフロキサシン水和物; 販売名:クラビット ..
抗生物質の中には免疫抑制剤の血中濃度に影響を与えるものがあります。
免疫抑制剤と抗生物質の相互作用で特に注意が必要な組み合わせは、
免疫抑制剤では、タクロリムス(グラセプター®、プログラフ®)、シクロスポリン(ネオーラル®)と、
抗生物質では、クラリスロマイシン(クラリス®、クラリシッド®)、エリスロマイシン(エリスロシン®)です。
なぜ抗生物質は飲みきらないといけないのか? | フラワー薬局通信
◆剤型の種類
サワシリン:錠(250mg)、カプセル(125mg、250mg)、細粒
クラリス:錠(50mg、200mg)、ドライシロップ小児用
クラビット:錠(250mg、500mg)、細粒、点滴静注バッグ、点眼液(0.5%、1.5%)
しかし、マイコプラズマに効く抗菌薬は、マクロライド系抗菌薬(エリスロシン、クラリス ..
◆製造販売元
サワシリン:アステラス製薬
クラリス:大正製薬
クラビット:第一三共
どのように耐性化するのか | 薬剤耐性菌について | 一般の方へ
タクロリムス(グラセプター®、プログラフ®)やシクロスポリン(ネオーラル®)は肝臓の薬物代謝酵素CYP3Aで代謝されますが、抗生物質のクラリスロマイシン(クラリス®、クラリシッド®)、エリスロマイシン(エリスロシン®)は、この代謝酵素を阻害する作用があります。そのため、タクロリムスやシクロスポリンを服用中の人がクラリスロマイシン、エリスロマイシンを服用すると、タクロリムスやシクロスポリンの血中濃度は急に高くなってしまい、免疫状態はとても不安定になります。
(肝臓の薬物代謝酵素については、をご覧下さい。)
[PDF] マクロライド系抗生物質製剤 日本薬局方 クラリスロマイシン錠
『回答:退治できる細菌の種類が違う』の項に
『クラリス(一般名:クラリシッド)』
とありますが一般名:クラリスロマイシンをアボット社の商品名クラリシッドと打ち間違えておられませんでしょうか?