髪型を変えることで、M字はげを目立ちにくくすることができます。


フィナステリドは、男性型脱毛症(AGA)の改善に効果的とされ、AGA治療薬であるプロペシアの有効成分としてよく知られています。フィナステリドを半年以上の長期間服用すると、AGAの症状進行を遅らせたり、将来の薄毛のリスクを下げたりする効果が期待できるのです。


AGAが生じる原因のひとつに、5α-リダクターゼがあげられます。
5α-リダクターゼが活発に働くと、抜け毛のリスクファクターであるTGF-βが多く産生され、その結果毛髪の成長サイクルが乱れてAGAが進行してしまいます。

M字ハゲの治療薬といえば、プロペシアとミノキシジルが代表格ですが「M字ハゲに治療薬は効かない」という口コミも見かけることがあります。

ミノキシジルを使っているのに、M字部分の薄毛が改善されずに悩んでいませんか?

AGAは一般的に額の生え際や頭頂部のつむじ周辺から薄毛や抜け毛が進行するとされているため、M字型の薄毛(M字ハゲ)の原因として考えられます。またAGAは進行性の脱毛症であるため、時間をかけて少しずつ薄毛の症状が進んでいくのが特徴です。

多くの人が薄毛を実感する状態です。頭頂部・つむじの薄毛はまだ見られず、髪型によっては薄毛感をあまり感じない状態です。

M字型の薄毛(M字ハゲ)の原因としては、AGA(男性型脱毛症)と牽引性(けんいんせい)脱毛症の二つの疾患が考えられます。

M字型の薄毛(M字ハゲ)の原因がAGAでない場合、牽引性脱毛症の可能性があります。


ミノキシジルは薄毛に効果のある薬ですが、すべての人に効くわけではありません。

牽引性脱毛症は特定の髪型や分け目などによって髪の毛が継続的に長時間引っ張られ、毛根や頭皮に負荷がかかることで脱毛が生じる疾患です。血液が頭皮の細胞に栄養や酸素を運ぶ役割を持っているため、毛根や頭皮への負担による血行不良が要因の一つとして考えられます。

ここではミノキシジルの働きと、効果を感じられない原因について解説します。

しかし、まずは治療以外の方法でM字はげを改善したいとお考えの方も多いでしょう。手軽にできるM字はげの対策や改善方法は以下の3つです。

ミノキシジルの効果を感じられない理由には、以下のような要因が考えられます。

特に髪の毛を強く結ぶ髪型やいつも同じ髪型をしている場合、頭皮に重みのかかるエクステやウィッグ、ヘアアクセサリーを常用している場合などに起こりやすいとされています。

ミノキシジルの初期脱毛については、以下の記事も参考にしてください。

AGAの主な原因といわれている男性ホルモンの一種「ジヒドロテストステロン(DHT)」は、精巣や副腎から分泌される男性ホルモンの「テストステロン」と体内の還元酵素「5αリダクターゼ」が結びついて生成されます。

M字ハゲは、生え際がアルファベットのMの形になるタイプの薄毛です。

DHTが前頭部や頭頂部の毛乳頭にある男性ホルモン受容体(アンドロゲンレセプター)と結合すると、「TGF-β」と呼ばれる脱毛因子が増加します。

ミノキシジルが効きにくいと感じるのは、以下のような理由が考えられます。

M字はげが気になる場合は、生活習慣を見直すことから始めてみましょう。バランスの良い食事、適度な運動、睡眠の質向上を心がけ、規則正しく健康な毎日を過ごすことが大切です。

ただし、M字はげにミノキシジルが効きにくい場合や効かない場合もあります。

通常、髪の毛は2〜6年ほどかけて太く強く成長し、その後に抜け落ちて新しい髪の毛に生え変わります。しかしDHTが過剰に生成され、TGF-βなどの脱毛因子が増加すると髪の毛の成長する周期「ヘアサイクル」が短縮されてしまい、髪の毛が成長しきれずに柔らかく短い髪の毛の状態で抜け落ちます。その結果、細く短い髪の毛ばかりが生えてくるようになり、薄毛へと進行するのです。

ミノキシジル以外の治療法については、次の章で詳しく解説していきます。

M字型の薄毛(M字ハゲ)の場合、特におでこの生え際部分の毛根部でDHTが過剰に生成されている可能性があります。

ミノキシジル以外にも、M字に効果が期待できる治療法があります。

髪の成長に良いことは、心身の健康にも良いことばかりです。生活習慣が乱れていると感じる場合は、少しづつでも良いので改善をしていきましょう。

M字はげの改善には自毛植毛がおすすめです。その主な理由は以下の3つです。

頭皮マッサージを行うことで、頭皮の血流を促進できます。頭皮マッサージはリラックス効果もあるので、デスクワークに疲れた時や入浴時に行うのも良いでしょう。

自毛植毛をすれば、薄毛になる以前の自信を取り戻すことができます。

頭皮マッサージをする際は、清潔な手で行い、強い刺激を与えすぎないように注意してください。M字はげの部分は目立ちやすい場所のため、指の爪や押し過ぎによって肌を傷めないよう優しく行うと良いでしょう。

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などが挙げられます。髪型のおしゃれを楽しむことで、M字はげも気になりにくく感じられるようになるでしょう。

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AGAのリスクを高める5α-リダクターゼにはⅠ型とⅡ型の2種類があります。それぞれ分布が異なり、Ⅰ型は全身の皮脂腺に、Ⅱ型は前頭部や頭頂部の毛包部に多く分布することがわかっています。
遺伝的にⅠ型の働きが活発な人は皮脂の分泌量が多くなり、一方でⅡ型が活発に働く人は前頭部や頭頂部の薄毛のリスクが高くなる傾向にあり、その結果いわゆるM字ハゲという状態になるのです。

M字はげのお悩みは一人で抱え込まず、ぜひ親和クリニックへご相談ください。

また、M字ハゲやO字ハゲなどの男性型脱毛症において特徴的な禿げ方には、以下の4つの物質が大きく関わっています。

なお、AGA治療はM字ハゲ以外にU字ハゲやO字ハゲにも有効です。

インターネット上には生え際やM字ハゲにはAGA治療薬が効かないという噂が出回っていますが、実際はそんなことはありません。どうやら、「効果がない」という人は治療薬の特使を把握しておらず、きちんと使えていないことが原因である場合が多いようです。

AGAは遺伝によって生じることが多いのでM字はげの予防は難しい

ただし、ここで紹介した対策は根本的な解決には結びつきにくいです。なぜなら、いずれもM字はげの原因へのアプローチが弱いからです。特にM字はげの原因がAGA(男性型脱毛症)だった場合、ほとんど効果はありません。