AGA・FAGA・薄毛治療薬の効果・副作用・服用方法・初期脱毛について


女性の薄毛の悩みは、なかなか人に相談できず、インターネットなどで薄毛治療に関する情報を探すことが多いのではないでしょうか。
情報を探すと、必ずといっていいほど目に入るのが「ミノキシジル」という単語です。ですがたくさん目に入るのと同時に「女性が使用すると危険である」という情報もみられます。薄毛に効果があるなら使ってみたいという気持ちはあるけれど、女性が使っても大丈夫なのか、どんな副作用があるのか不安だという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事ではミノキシジルとは何か、女性の薄毛治療にも使用していいのかなどについてご説明します。


ミノキシジルはAGAの治療効果に期待できるとされている成分です。もともとは血圧を降下させるために開発された成分ですが、副作用として多毛症が頻繁にみられたことから、育毛や発毛を目的として使用されるようになりました。現在は塗り薬に配合して使用されるのが一般的で、タブレットタイプの飲み薬もありますが、日本では一部のクリニックでしか処方されていません。

ミノキシジルの作用は、頭皮の血管を拡張させて血行を促進することにより、健康な髪の毛を育てるための栄養素をスムーズに届けて毛母細胞を活性化させるというものです。現在「発毛剤」の有効成分として認められている唯一の成分でもあり、効果が強めであるという特徴があります。

しかし効果が強めなことから、副作用も全体のうちの一部の人に表れることがあります。副作用にはかゆみやかぶれ、頭痛やむくみ、めまい、動悸などがあります。事前に医師に相談するなどして、慎重に使用するのが望ましい成分です。

実はミノキシジルは特に女性の薄毛に対しても効果があるとされ、多くの臨床試験や実際の使用者の声からその有効性が確認されています。

ミノキシジルは、血管拡張作用を持つ成分で、頭皮の血流を改善することで毛根に栄養を供給しやすくします。これにより、毛母細胞の活性化が促進され、毛髪の成長が促されます。特に女性の薄毛に対しては、ホルモンバランスの乱れやストレスが原因となることが多いため、ミノキシジルの血流改善効果が有効です。
ミノキシジルは、毛周期の成長期を延長し、休止期の毛髪を成長期に戻す働きもあります。これにより、薄毛の進行を遅らせるだけでなく、新たな毛髪の成長を促進することが期待できます。

ミノキシジルの効果は、個人差があるものの、多くの女性が使用後数ヶ月で毛髪の増加や太さの改善を実感しています。特に、早期に使用を開始することで、より効果的な結果が得られることが多いです。しかし、効果が現れるまでには時間がかかるため、継続的な使用が必要です。

そのほか、ミノキシジル外用薬はミノタブ（内服薬）に比べて効果がゆるやかです。

国内で使用されているのはミノキシジルの外用薬であり、内服薬は国内未承認であることに注意が必要です。理由はミノキシジルを内服することで動脈に作用し、頭皮を含めた全身に血液に乗って栄養が行き渡りやすくなるものの、循環器系に副作用が出ることがあるということが分かっているからです。

ミノキシジルは男性と同じく女性にとっても有効ですが、前述したように女性が使用する際には妊娠など慎重になるべき要素もあるため、女性用外用薬は男性用よりも濃度が低めに設定されています。使用するときは女性用を選ぶようにしましょう

薄毛が気になると早く発毛を実感したいとの焦りからミノキシジルをたくさん塗布したくなります。しかし、効果を最大限発揮するためには正しい使用法を守ることが大切です。

ミノキシジルは朝晩どちらか洗髪後の頭皮が清潔な状態で塗布することが効果的です。ただ、頭皮や髪の毛に水分が残っていると吸収されにくいため、水分を充分とってからミノキシジル外用薬を塗布しましょう。


ミノキシジルでも、以下のようないくつかの副作用が報告されています。

ミノキシジル外用薬を直接頭皮に塗布する場合、使い始めに初期脱毛が見られることがありますが、毛根が活発に活動しはじめたサインであり、過度に心配する必要はありません。

女性の薄毛治療薬の種類と効果(パントガール・ミノキシジル)

ミノキシジルの成分は循環器系に影響を与えるため、血圧が不安定な方や心臓疾患をお持ちの方は慎重に服用する必要があります。とくに個人で判断して使用することは避けましょう。

ミノキシジル外用薬による初期脱毛は1ヵ月～3ヵ月ほど続くと言われています。

AGAスキンクリニックではミノキシジル配合のオリジナル発毛薬「Rebirth Lady」を提供しています。これまで使用してきたもので効果が見られなかった方は一度お試しください。

ミノキシジル外用薬の塗り方のポイントは、髪の毛ではなく頭皮につけることです。

女性の薄毛の症状は、人により異なります。クリニックであれば、一人ひとりに合った治療を提案してくれますが、市販の外用薬は異なります。市販品は幅広い方が利用できるよう、ミノキシジル含有量の上限が定められており、副作用のリスクがクリニック処方のものより抑えられています。そのため市販の外用薬は、薄毛への発毛作用も控えめです。

内服ミノキシジルを使用する際は、以下の点に十分な注意が必要です。

夫もミノキシジルを含んだ育毛剤を使用していますが、共有しても大丈夫ですか？

女性はアボルブを服用できない！薄毛治療で使えるミノキシジルを紹介

男性用と女性用のミノキシジル外用薬では、濃度が異なります。日本皮膚学会のガイドラインが推奨しているのは、男性が5％、女性が1％です。つまり、女性が男性のものを使用すると、副作用のリスクが高まります。濃度が高い方が薄毛改善作用を見込めると思われがちですが、皮膚にかゆみや炎症などが起きる恐れがあるため、男性用の外用薬は女性に対して使用が認められていません。

ミノキシジルが効きにくい人の特徴は以下の記事で解説しています。

産後の抜け毛がひどいため、ミノキシジルを含んだ外用薬の使用を考えています。体に影響はないでしょうか？

現在ミノキシジル外用薬は主に３つの方法で入手することが可能です。

一般的に産後の抜け毛に、ミノキシジルの処方はほとんどありません。もし、市販の外用薬の使用を検討しているのであれば、まずはかかりつけの産婦人科医にその旨を確認しておくと安心でしょう。

ミノキシジル外用薬とタブレットの正しい使い方、飲み方を教えてください。

市販の外用薬ではあまり効果がなさそうなので、ミノキシジルを病院で処方してもらいたいと考えています。どこで手に入れることができますか？

ミノキシジルの副作用 · かぶれ · かゆみ · ふけ · 赤み.

原則としてミノキシジルを処方しているのは、専門的にAGA(男性型脱毛症)とFAGA（女性型脱毛症）の治療を行っているクリニックです。皮膚科でもAGAや薄毛治療を取り入れている場合がありますので、ミノキシジルについて確認してみましょう。

ミノキシジルの効果と副作用【女性も使える? やめたらどうなる?】

ミノキシジルには「ミノキシジル外用薬（塗り薬）」と「ミノタブ（内服薬）」の2種類があり、世界中で広く使われています。

ミノキシジルの副作用は？女性も必見！内服薬を使う際の注意点は？

このページではミノキシジルの中でも手軽に使えるの効果・副作用について詳しく解説します。

ミノキシジルには副作用がある？やめるとどうなるのかまで徹底解説

ミノタブ（内服薬）とミノキシジル外用薬の違いを以下の表にまとめたのでご覧ください。

ミノキシジルの副作用でむくむってホント？ | スカルプD コラム

ミノキシジル外用薬は効果がゆるやかな分、ミノタブ（内服薬）より重い副作用が起こりにくいのが大きな違いです。

・「有害事象（副作用）」：有害事象又は副作用のいずれかをいう。

また、ミノタブ（内服薬）は全身に作用するため、体毛が濃くなりやすいというデメリットもあります。