リベルサスを正しい方法で服用できているか、次の5つをチェックしてみましょう。
リベルサスの副作用は、悪心や下痢などの胃腸障害に現れやすいです。
服用後の体調変化を見るためにも、医師の指示のもとで低用量から徐々に用量を上げていくのが一般的です。
症状の発現や期間には個人差があるため、副作用が続く場合は医師に相談してください。
リベルサスは水以外の飲料(お茶やコーヒー、服薬ゼリーなど)と一緒に飲まないようにしましょう。
リベルサスの服用は、1日の最初の飲食前、つまり空腹時に行うことが推奨されています。
リベルサスとの併用は、ピルの種類と医師の判断によって異なります。
前述の通り、薬剤です。実際に、日本人の2型糖尿病患者(食事運動療法のみ、もしくはそれに加え経口薬1剤で治療中) 243例を対象とした、リベルサス3,7,14mgととリラグルチド 0.9mg(商品名: ビクトーザ)との比較試験(PIONEER9)では、リベルサスの低血糖は確認されませんでした。
そこで、セマグルチドの胃での分解を防ぎ、小腸での吸収を促進するためにSNACが用いられるようになりました。このSNACの働きにより、リベルサスは経口での服用が可能となっているのです。
リベルサスは1日1回の服用で長く効くように、GLP-1の働きを参考にして効き目を改良した薬です。
個人差がありますが、リベルサスは2~3ヶ月ごろから効果を実感できるため、短期間でやめてしまうと変化を感じにくいでしょう。
より効果を得るためにも、服用期間や正しい飲み方を確認しましょう。
リベルサスは、1日1回1錠(3mg・7mg・14mgmのいずれか)を服用します。
リベルサスは自然と食欲を抑えられる薬ですが、過食を繰り返すなど食生活の改善が見られない場合は効果を実感できない可能性があります。
服用と一緒にバランスの良い食事や適度な運動を行ってください。
朝起きてすぐの習慣として、リベルサスを水と一緒に服用しましょう。
リベルサスは褐色脂肪細胞のはたらきにアプローチし、脂肪分解や代謝を促進する効果が期待できます。
褐色脂肪細胞とは脇の下や首など、体の特定の部分に存在し、脂肪を燃焼するはたらきがありますが、加齢や肥満により活性が低下するといわれています。
年を重ねると若い頃と同じ量を食べていても、カロリーを消費しにくい体質になるのは褐色脂肪細胞が関係していると考えられます。
リベルサスは褐色脂肪細胞を活性化させ、体の脂肪分解を促し、カロリーを燃焼しやすい体質に導きます。
リベルサスで期待されるダイエット効果について、詳しく見ていきましょう。
リベルサスは医薬品医療機器等法において、2型糖尿病の効能・効果で承認されています。
しかし当院で行っている肥満治療目的の使用については国内で承認されていません。
リベルサスの効果を実感する目安は、服用をはじめてから2~3か月です。
リベルサスを服用中、目標体重の達成を目指すあまり、過度な食事制限を行うことは推奨されません。
特に糖質制限のようなダイエット法を併用してしまうと、低血糖を起こすリスクが高まり、治療を続けるのが難しくなってしまうこともあります。
最後に、リベルサスの飲み方についてのポイントをおさらいしておきましょう。
薬を飲み忘れた場合でも、薬を増やすことなく、1日1錠を服用しましょう。
体内のホルモンであるGLP-1は、すぐに分解されるため効果は短時間です。
飲み忘れがあった場合は、その日はスキップして次の日からいつも通り1錠服用してください。
飲み忘れた場合でも、1度に2錠の服用は絶対に避けてください。
リベルサスはコップ約半分(約120mL以下)の水で服用しましょう。
リベルサスを服用しても効果がないと感じたときには、以下の方法で対策してみましょう。
上記のリベルサスの服用方法で説明したことを参考に飲んでください。
リベルサスの服用方法を理解する上で重要なのが、吸収促進剤SNAC(サルカプロザートナトリウム)の役割です。リベルサスに含まれるセマグルチドという有効成分は、通常、胃酸によって分解されやすいため、効率的に吸収されにくいという課題がありました。
リベルサスを飲んでから30分程度は眠らず、安静に過ごすよう心掛けましょう。
特に、起床直後が最適とされています。これは、胃の中が空であることが、セマグルチドとSNACの吸収を最大化させるためです。食物や他の飲料が胃内に存在すると、これらの成分の吸収が妨げられる可能性があるため、空腹時の服用が強調されます。
副作用の症状や対処法について、それぞれ詳しくみていきましょう。
胃腸の動きを抑制する作用がありますので、強く作用してしまうと、を生じることがあります。副作用は用量依存性で、3,7,14mgと用量が上がるにつれ出現しやすい特徴があります。タイミングとしては、血中濃度が上昇する際(服用後1時間以内、用量アップ後)に副作用が生じやすくなります。
⇨ リベルサスは胃で吸収されるため、有効性が弱まる可能性がある
リベルサスを服用する際には、コップ半分(約120ml)の水を用いることが推奨されています。この量は、SNACの効果を最大限に発揮させるために最適な量とされており、過剰または不足することなく、効率的な吸収を促します。
リベルサスをダイエット目的で服用する場合は保険適用になりません。
リベルサスは湿気や光の影響を受けやすい薬です。
事前にシートから取り出すことはせずに、服用直前に取り出してください。
リベルサスで痩せない主な原因と、その対処法について解説します。
たとえば、お茶やコーヒーに含まれるカフェインは薬の吸収を阻害したり、副作用を強めたりする可能性があります。
リベルサスの効果を十分に発揮するには、正しい飲み方が重要です。
リベルサスは、他のダイエット薬と比較して、体重減少の仕組みや対象となる症状が異なります。主なダイエット薬との違いを一覧でまとめました。
薬の効果や副作用について、きちんと理解してから服用しましょう。
リベルサスは、胃の中に入っている食べ物や飲み物の成分によって吸収が悪くなるお薬です。