フォシーガ錠服用中には「ケトアシドーシス」という副作用が起こることがあります。 ケトアシドーシスの症状を感じたと

フォシーガを使用すると、脂肪をため込みにくくなると言えるでしょう。


SGLT2阻害薬によるDKA発症の機序には、本剤ならではの特徴があります。SGLT2阻害薬を投与すると、尿糖排泄増加により血糖および血中インスリンが低下し、グルカゴン/インスリン比が増加します。その結果、肝臓では血糖低下を補うように糖産生が増加します。脂肪組織では脂肪分解が亢進し産生された遊離脂肪酸が肝臓でケトン体に変わっていきます。SGLT2阻害薬により、全身エネルギー代謝としてはブドウ糖利用から脂質利用の割合が増え、増加したケトン体もエネルギー源として心臓などに好影響を与えることが報告されています。しかし、そのような状況のなかで、不適切なインスリン減量/中断や極端な糖質摂取不足、脱水などの誘因により、この流れが増強されると、酸性物質である血中ケトン体が急増しDKAが発症します。有益とも考えられているケトン体を増加させ過ぎないことが重要です。


脱水を予防するため、フォシーガ服用中はこまめな水分補給を心がけましょう。とくに、運動後や暑い時期は意識して水分をとる必要があります。

フォシーガを飲むと脱水症状があらわれる場合があります。フォシーガによって尿の量が増え、体から水分が失われやすくなるためです。

フォシーガが1型糖尿病への適応拡大 「正常血糖ケトアシドーシスには注意が必要」 患者・医療従事者向けの指導箋の活用を呼びかけ ..

DKA回避のためには、明らかになっているこれらの原因や誘因をできるだけ取り除いていくことが重要です。とくに注意すべきはインスリン分泌能が極端に低下した患者さんですので、2型糖尿病として治療中の患者さんに対しても、一度は空腹時血清Cペプチドを測定して患者さんのインスリン分泌能を評価しておきましょう。
SGLT2阻害薬内服中は、インスリン不足のほかに糖質不足や脱水も重要な誘因リスクとなりますので、周術期やシックデイなどの際の一時休薬を必ず守りましょう。

頻度は明確になっていませんが、フォシーガの重大な副作用としてケトアシドーシスがあります。

掲載する情報は、医療関係者を対象に作成されたもので、一般の方に対する情報提供を目的としたものでないことをご了承ください。
・具体的な相談については、主治医やかかりつけの薬剤師にご相談ください。
・自己判断で服用を中止しないでください。
・治療・処方に関する個別の相談には応じかねます。

SGLT2阻害薬は血糖降下や体重減少だけではなく、様々な代謝への好影響、心血管イベントや腎機能低下、脂肪肝などに対する影響が報告されています。一般的に、1型糖尿病患者が糖尿病性ケトアシドーシスになるのは高血糖のときであるため早く気づくことが出来ますが、SGLT2阻害薬を飲んでいるとケトン体が発生しやすく、また血糖値が上がらないので、気づくことが遅れてしまう可能性があるのです。


[PDF] フォシーガ錠を服用される 1型糖尿病の方・ご家族の方へ

eDKAは高ケトン血症(血中総ケトン体≧3mmol/L)、アシドーシス(動脈血PH≨7.30、重炭酸塩 HCO3≨18mEq/L)で診断されます。嘔気(おうき)などのDKAの兆候を見逃さないこと、血糖が正常でもDKAを除外しないこと、通常のDKAと治療方法が異なることに注意が必要です。通常の処置に加えて、不足した糖質とインスリン、両方の追加投与が必要になります。(全日本民医連医薬品評価作業委員会)

患者にケトアシドーシスの症状について説明するとともに、症状が認められた

一方でSGLT2阻害薬のダパグリフロジン(商品名:フォシーガ)は慢性心不全の適応が新たに追加されました。今後使用患者も増えることが予測されるSGLT2阻害薬を有効かつ安全に使用していきましょう。

フォシーガ錠を処方するときに、上表を用いて問診を行ってください。

フォシーガ服用中に上記のような初期症状がみられた場合は、すぐに医療機関を受診してください。

フォシーガの副作用は?初期症状やダイエットにおける注意点を解説

SGLT2阻害薬は多くのエビデンスの集積により、その有用性が世界的に注目されており、使用患者さんが増え続けている糖尿病治療薬であります。一方で、従来の糖尿病治療薬とは異なる作用機序を有しているため、SGLT2阻害薬特有の副作用に注意が必要です。なかでも糖尿病ケトアシドーシス(diabetic ketoacidosis;DKA)は、初期治療を誤ると生命にかかわる可能性が高いため、注意すべき副作用となります。今回はSGLT2阻害薬を服用する際の留意点をご紹介いたします。

注意点 | フォシーガ錠 | 小野薬品の薬を使用されている方へ

上記であげた以外に比較的よくみられる副作用には口渇や便秘、頻尿があります。これらはフォシーガのメカニズムによるものであり、比較的起こりやすいとも言われています。

一方で SGLT2 阻害薬を服用している患者の副作用として、ケトアシドーシスの報告が増加してい

性器感染症では腟カンジダ症、尿路感染症では膀胱炎などがあげられます。注意しておきたい初期症状は以下のとおりです。

なかでも糖尿病ケトアシドーシス(diabetic ketoacidosis;DKA)は、初期 ..

陰部のかゆみもよくみられる副作用です。気になる場合は早めに医療機関に相談しましょう。

[PDF] 糖尿病で 糖値を下げる薬を内服している患者さんへ

フォシーガを服用すると、尿の量が増えて脱水が起こりやすくなります。のどの渇きを感じていなくても、こまめに水分補給するように心がけましょう。

⼿術前後は⾷事を⾷べることができないため⼿術を受ける患者さんではケトアシドーシスを⽣じる

症例)60代女性で糖尿病。
骨折して動けず発見され、脱水契機の高浸透圧高血糖症候群(血糖値600mg/㎗超)にて入院。補液+インスリン強化療法開始。
入院7日:糖毒性が解除され、インスリングラルギン8単位のみとなる
入院13日フォシーガ錠10mg開始。血糖164mg/㎗
入院14日:インスリングラルギン終了
入院17日:この日は食事摂取ほぼできず
入院18日:嘔吐(おうと)、頻呼吸。pH7.02、HCO3は3mEq/L、血糖253mg/㎗、尿ケトン体(4+)。eDKA疑いでフォシーガ中止。炭酸水素ナトリウム静注、加糖リンゲル液と持続インスリン(18単位/日)開始
中止1日:嘔吐は改善するも食事できず
中止3日:アシドーシス改善も、尿中ケトン(2+)持続。糖負荷開始。持続インスリン52単位/日に増量
中止4日:食事2割摂取。尿中ケトン体(±)
中止5日:インスリン(44単位/日)に減量
中止7日:食思改善。尿中ケトン消失
中止9日:血糖も安定、持続インスリンをグラルギン8単位に戻す

SGLT2阻害薬 極端な「低炭水化物ダイエット」で重大な副作用が

一般的に糖尿病患者ではと言われています。このお薬と発癌との因果関係は確立されていませんが、膀脱癌の治療中または既往のある方、フォシーガ錠の服用中に血尿を認めた方は、診察時、医師に必ず報告してください。

SGLT2阻害薬に1型糖尿病への適応が追加承認されて以降、高血糖ではないのにケトアシドーシスに至るeDKA ..

また食事がとれないときや、ほかのダイエット薬と併用する場合は低血糖のリスクが高まります。低血糖に備えて、飴などの血糖値をあげる食品を持ち歩くと良いでしょう。

例えば、非定型抗精神病薬であるオランザピン、クエチアピンでは、著しい血糖値の上

過度な糖質制限は、低血糖やケトアシドーシスのリスクが高まります。フォシーガは体内の余分な糖を外に出すため、糖質制限と近い状態になります。

フォシーガ錠10mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)

上記のような症状が出た場合、ラムネやブドウ糖、砂糖を含む飴やジュースを摂取して血糖値をあげましょう。目安としてブドウ糖であれば1回約10gです。症状が回復しない場合は、すぐに医療機関を受診してください。